花火を撮す (初めての花火撮影顛末記)
はじめての撮影に挑戦
2017年8月1日に開催されました「おごと温泉納涼花火大会」に初めての花火撮影に出かけてまいりました。
30分ほど前に会場となる琵琶湖のおごと港に到着。
小さな花火大会ですので,まだまだ場所的には余裕があります。
どこらあたりがいいかな?~とぶらぶらしていると,すでに何人かのカメラマンがスタンバイOK状態で開始を待っています。
初めての時は,プライドとか自分の感性とかそういうものはひとまずポケットの中にしまっておいて,先輩カメラマン様の近くで邪魔にならないところに陣取る勇気が必要です。
そして,横目でその所作を盗み見るか,話かけやすそうな方,もしくは早々に話かけてこられる方であれば,いろいろと質問責めにして情報を集めます。
この日は,カメラマンお二人が20mほど離れてセッティングされていたので,その間に陣取らせていただきました。
お二人とのスマホを見たり,本を読んだりとなかなか目を合わせてくれません。
しかたなく事前に勉強しておいたセッティングを行い,これでいいのかどうかわからないまま,しばらくすると日が暮れて暗さが増し,見物の方も徐々に増えてきました。
5分おきくらいに,告知の花火が上がります。
それでだいたいの角度やズーム等の見当をつけ,ピントはエイ!って感じで,無限遠からのチョイ戻しで固定。
この日のためにamazonで購入した680円のレリーズをセットし,万一のためにモンベルのヘッドランプをおでこにくくりつけて,開始を待ちます。
開始合図の花火,試行錯誤の撮影が始まる
ドドドドっ! ドンドン!!(表現が拙すぎる^^;) 連発で上がり,いよいよ花火大会開始です!
最初はシャッターを押すタイミングがわからず,しかもどのくらいの長さがいいのかも見当がつかず,しょぼい花火だったり,いくつもの花火が重なってしまって白とび状態になったりと,やや苦戦しました。
しかしこれ,今回のように単発もしくはそれに近いような打ち上げが続くのであれば,適当にシャッターを押しっぱなしにして,あとは1枚の写真にいくつくらいの花火を入れるのかを考えながらシャッターから指を離せば,そこそこいい感じで撮れるみたいです。
もちろん,ここからが奥が深いのが写真の世界。偉そうなことは言えませんが・・・。
ただ,同じところで何発も花火が開くと結果的に真っ白になるので,うまく花火が上下左右,できればいろいろな色や形,大きさで上がることを祈りながら,ひたすらシャッターを押す離す,押す離すを繰り返すのがいいと思いました。
偶然性。そう!炎や雲なんかの撮影と同じですね。
花火撮影って,おもしろい
でも,花火って本当にきれいで,しかも現場に行くと,おなかにどん!と響く音まで体験できて,結構はまりそうです。
今日は神戸港や淀川の花火大会,8日には琵琶湖花火大会と大きな花火大会が続きますが,三脚を据えてじっくりとひとつひとつの花火を味わいながら,偶然の美を求めるということでは,こういった小さな花火大会,おすすめです。
今回の花火たち
今回の作品をいくつか披露させていただきます。
(はじめてということで,どうかあたたかい目でご覧下さい)